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つらい記憶、思い出し

 

昔受けたいじめ、虐待、恥ずかしめ、仕事の失敗、

上司の叱責。

 

辛くて忘れたい記憶、誰にでもあるものですが。

いやな記憶が不意によみがえってきて、そのたびに何もできなくなる、いらいらする、不安が出てきて息苦しくなる。

人によっては昔の出来事が、音や情景、相手の表情、においなどがリアルによみがえってくる「再体験、フラッシュバック」といわれる症状につながります。

 

いやな記憶がうつ病などの精神障害につながることがあります。うつが薬などでよくなっても過去のつらい体験に気持ちの整理がつかず、なかなか元の生活に戻れないケースが見受けられます。

 

どうやって楽になるか

 

つらい記憶の思い出しには、抗うつ薬など薬物療法が効果的です。

「忘れてしまおう」

「何とか受け入れよう」

人からそうアドバイスを受けたり、自分で努力をされる方もおられますが、なかなかうまくいきません。

過去の体験は「なかったこと」にはできません。

忘れてしまおうとするほどかえって思い出す回数が増えてしまい、さらにつらくなってしまうことも珍しくありません。

むしろ親しい人、信頼できる人、医師やカウンセラーに思い出したことをお話ししたほうが安心感を得ることができます。

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