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社交不安症とは

 

社交不安症とは、ある特定の状況や人前で何かをする時に、緊張感が高まって不安や恐怖を感じ、次第にそのような場面を避けるようになる病気です。

 

緊張は誰にでもあることですが、社交不安症の場合はそれがどんどんエスカレートし、場合によっては欠勤、不登校や引きこもりなどを引き起こし、日常生活に支障をきたしてしまいます。

 

日本ではこの病気で悩んでいる人が約300万人以上いるといわれています。多くの方は病気という認識がなく、引きこもりや職場や学校での生きづらさなど、1人で悩んでいるケースが少なくありません。

 

社会不安症は、うつ病などの原因になっていることも多く、思い当たることがあれば早めに心療内科や精神科を受診しましょう。

 

社交不安症の治療

いくつかの向精神薬がよく効く病気です。

 

緊張や不安に対してデパスなどの抗不安薬が処方されることが多いのですが、通常は依存性や耐性(薬の効き目がなくなってくること)の少ない抗うつ薬などを中心に治療を進めていきます。

 

薬の効果で緊張が和らげば、今まで不安に思っていたことや気にしていたことが、そうでもなかったと思いやすくなり、認知療法的なアプローチがしやすくなります。

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